RI標識抗体療法が受けられる患者さんとご家族の方用サイト

ゼヴァリンと悪性リンパ腫

RI標識抗体療法は、どの様に進められますか?

 「ゼヴァリン®によるRI標識抗体療法」では、リツキシマブ、111Inイブリツモマブ チウキセタン、90Yイブリツモマブ チウキセタンという3種類の注射剤が使用されます。「ゼヴァリン®によるRI標識抗体療法」全体は、7〜9日かけて実施されます。
 なお、リツキシマブは、111Inおよび90Yイブリツモマブをリンパ腫細胞に効率的に集積させるために投与します。

1日目の薬剤投与

111Inイブリツモマブ チウキセタン投与

 抗ヒスタミン剤・解熱鎮痛剤投与30分後にリツキシマブを3〜6時間ほどかけて点滴静注します。点滴終了後4時間以内に、111Inイブリツモマブ チウキセタンを静脈注射します(注射の所要時間は10分程度です)。また、当日は1日がかりの診療となることをご了承ください。

投与後経過図

画像診断1回目

 111Inイブリツモマブ チウキセタンの投与48〜72時間後、ガンマカメラという装置を使用して画像診断を行います(数分〜数十分寝ているだけで終了します)。
 この検査では、111Inイブリツモマブ チウキセタンから放射される放射線(ガンマ線)により薬剤の体内分布が確認され、それによって次のステップで治療用の90Yイブリツモマブ チウキセタンの投与が適切かどうかを判断します。
 このとき、以下のような場合、90Yイブリツモマブ チウキセタンの投与は中止されます。

イラスト

  • 骨髄にベータ線が照射されることで、重度な血液の副作用発現の可能性が高い場合
  • 正常な臓器に放射線が照射される可能性が疑われる場合

 111Inイブリツモマブ チウキセタンから放射されるガンマ線はCTやエックス線検査で使われるのと同じもので、線量もCT検査と同程度と、安全性には十分に配慮されています。
 また、90Yイブリツモマブ チウキセタンから放射されるベータ線も、体内では分布箇所から平均5.3mmの範囲にのみ影響を与えるだけで、周囲の人にも害は及ぼしません。

追加撮像(必要な場合)
イラスト

1回目の画像診断で、治療用の90Yイブリツモマブ チウキセタンの投与が適切かどうかの判断がはっきりしない場合、1日以上の間隔をあけて追加撮像を行い、再度検討することがあります。医師の指示にしたがってください。

7日〜9日目の薬剤投与(治療用)

90Yイブリツモマブ チウキセタン投与

 1日目と同様、抗ヒスタミン剤・解熱鎮痛剤などの投与30分後にリツキシマブを3〜6時間ほどかけて点滴静注で投与します。リツキシマブ投与終了後4時間以内に90Yイブリツモマブ チウキセタンを静脈注射で投与します(所要時間は10分程度です)。また、当日は1日がかりの治療となることをご了承ください。90Yイブリツモマブ チウキセタンは、放射線(ベータ線)を放射する物質(放射性同位元素)である90Y とモノクローナル抗体によって構成された薬剤で、B細胞性リンパ腫細胞表面のCD20抗原に結合し、がん化した細胞へ放射線によってダメージを与えます。

投与後経過図

併せてご参照ください。
 RI標識抗体療法を受けるにあたり注意すべき点は何ですか?
 投薬中に副作用が起きることがありますか?

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